選択的夫婦別姓制を巡る議論で、立憲民主党が「過半数を占めるまでの最大公約数の法案を作ってコンセンサスを得て成立させていく」(長妻代表代行の会見コメントより)という融和路線に転換したとの記事が産経に出ています。
私はこの見出しを見た途端に、皇位継承の議論が脳内でオーバーラップして大きな不安を抱きました。おそらく、同じ心情を抱いた人も多いのではと思います。
「最大公約数」という言葉。私は、立憲民主党という政党の「ウイークポイント」が色濃く出てしまっていると感じます。
「融和路線」というと耳障りは良いのですが、実際には「立憲で無くても良い理由」を増やすだけの結果にはならないか…と思わずにはいられません。
立憲民主党は野党第一党なので、このテーマでも(先日のDOJOで出た表現を使うと)「ジョーカー」となって、むしろ他の野党の方が迎合して来るぐらいで良いと思うのですが、「ズルさ」を忌避するあまりの中途半端さが出てしまっているような気がします。
しかし、最近の世論調査で20〜30代近辺の支持率で国民民主に抜かれてしまっている大きな要因が、この辺りにあると自分は感じています。
どうか、皇位継承の議論では「融和路線」などに行かず、道理を貫いてほしいと心底思います。特にこのご時世において、テーマを問わず「融和路線」で票が増えるなんて絶対に無いですよ。
今後のフレンドリッチの会などで、こうした部分の忌憚のない言葉を、議員の皆さんから聞いてみたいです。